矯正歯科の技術は年々進化しています。

患者への負担が出来るだけ少ないように装着装置にも様々な改良が加えられています。
治療期間を従来より、30%ほども短縮する矯正装置も利用されています。
これは、ワイヤーとブラケットの摩擦抵抗の少ない装置を使用することで可能になりました。
この装置を利用すると、来院頻度も1ヵ月半から2ヶ月に1回の通院ですむようになります。
また矯正歯科に外科処置を併用することによって、歯の移動が速やかに行われる方法も用いられています。
これは外科的に、歯を支える骨に刻みをいれるもので、この方法によっても治療期間は約30%短縮します。
この治療法を行うと、矯正後の後戻りを起こしにくくなります。
ただし、施術部位周辺が1~2週間ほど腫れる場合があることや、1~2日の入院が必要になる場合もあります。
また最近では、インプラントを併用して矯正する方法も行われています。
この矯正を用いると、前歯を後に下げる必要のある患者には非常に効果的です。
奥歯の一部に、小型のインプラントを植立して、固定源として使用し歯の移動を行います。
この方法を用いると、ヘッドギアも口腔内ゴムも使用する頻度は激減し、場合によっては必要が無くなります。
矯正が終了すると、インプラントは撤去されます。
手術自体は短時間で終了し、非常に安全で患者への負担も少ない方法です。
通常のインプラント治療と同じく、骨が成長しなくなる16歳あるいは18歳以降から治療が可能になります。
またインプラント治療も自費治療となるため、治療費は医院によって違いがあり、数万円から10万円程度までの差があります。
またインプラントを何本埋入するかによっても治療費は変わります。
矯正歯科で用いられるインプラントは、骨と結合しないインプラントが用いられます。
これは矯正終了後に撤去してしまうことを前提としているからです。
矯正歯科技術の中でも患者への負担が少なく、安全な手法としてインプラントによる矯正治療は注目を浴びています。
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